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先急ぎ運転は得ならず…は実証済みです

先急ぎ運転で目的地に早く着けるのか

 図1は被験者の生活領域における区間(規制速度50q/h)を最高速度40q/h〜60q/hで走行したと仮定した場合の目的地までの所要時間の推定値を示したものです。(上段グラフ)多くが、高い速度で走行するほど目的地に早く到達すると思い込んでいます。また、実際に走行した後であっても、計時しない限り、高い速度で走行した場合が早く到達したと思っています(中段グラフ)。下段のグラフは所要時間の実測値を示したものです。

 これからわかるように現実には、最高速度を高めても、目的地までの所要時間の短縮度はある速度で飽和するのです。むやみに高い速度で走行してみても、停止(赤)信号で停止したり、渋滞箇所等で低い速度で走行するたびに、それまで先行した距離は、無に近くなる(リセットされる)といえます。

先急ぎ運転で失うもの

 車間距離が短くなったり、追い越しが多くなることにより高い緊張での運転が要求され、血圧が上昇します。結果、ストレスにより疲労が大きくなります。
 むやみに速度を高めて運転しても、また、信号を無視して交差点を通過しても、一時停止箇所を無視しても、目的までの所要時間は、期待するほど短縮はできないのです。むしろ事故を引き起こす結果になりかねません。

参考 「自動車学校」2008年9月号より

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