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体調管理と自動車運転

 「何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両運転をしてはならない」道路交通法第66条。

体調変化による事故

 過去2・3年の事故で、歩行者の列に暴走した車が突っ込み、惨事となった例がありましたが、それは運転者の疾病で起きたことが原因でした。今までは、そのような事故は注目されず、運転者の体調変化による事故として効果的な予防対策が講じられてこなかったことは事実です。

明らかにされてきた事実

 諸外国の調査では、交通事故死の1割以上で、運転者の体調変化が事故原因となっているようです。日本では包括的な調査がないものの、職業運転者者に対して「運転者の疾病により、事業用自動車の運転を継続できなくなった」場合は、、その旨を国土交通省に届け出ることになっています。原因疾患では、生命を脅かす脳卒中が最も多く、次に心疾患と続きます。失神、消化器疾患、てんかんといった、比較的軽症な疾患も正常な運転を妨げる原因であると捉えられるようになってきました。

予防のために行うべきこと

 体調変化は突然ではなく、発症前に何らかの異変が感じられているようです。運転中あるいは運転直前に異変を感じたら無理に運転しないことです。自動車を運転する人は健康管理を適切に行うことが自己責任としてもとめられています。

参考資料 「人と車」 2014年2月号より

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