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高齢者の交通事故防止について

交通事故死4117名のうち・・・

2015年の交通事故による死者数は昨年まで減少傾向で推移してきたのですが【図1】、残念ながら4名の増加でした。警察庁のまとめではこのうち65歳以上の高齢者は前年より54名多い2247名となり、全体に占める割合は54.6%と過去最も高かったのです。【図2】

状態別死者数(以下H27・6末現在)

  高齢者の死者数を状態別に見ますと、歩行中が半数近くを占め、次いで自動車乗車中、自転車乗車中の順となり、この3状態で交通事故により亡くなった高齢者の9割を超えています。

歩行中

 もっとも高齢者の死者が多かった状態の歩行中は、全歩行者中死者の7割弱に当たります。
 これらの高齢者は免許の保有率が低く、免許所持者と比べて交通安全教育を受ける機会が少なかった方が多くなっています。

自転車乗用中

 自転車乗用中の高齢者死者175人は前年と比べ44人増加しており、33.6%の大幅な増加となっています。これらの自転車乗用中の高齢死者の8割にあたる142人には事故時、本人側にも何らかの違反がありました。

  *高齢者は判断能力や運動機能の衰えの自覚がなく、車のスピードや距離の目測を誤り、行動してしまうケースがあり、免許取得者は更新時に高齢者講習を受けますが、それ以外の方は地域で高齢者向けの講習会などで安全教育対策が重要となります。

[参考資料 人と車2015 9・警察庁・NIKKEI]

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